
さまざまの 事思ひ出す 桜かな
芭蕉
日頃からご支援いただいている会員の皆様、ご関心をお寄せいただいている皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
今年も桜の咲く季節を迎え、新しい年度が始まりました。進学を迎えた人、社会人になった人など環境もそれぞれが変わる時期です。
私たちを取り囲む自然界は人間社会の営みには関係なく春を迎えれば桜や、様々な花たちが私たちの目を楽しませてくれます。
日本の象徴としての花である桜には、人々にとってたくさんの思い出があるようです。
私にとっての桜は第二の故郷である弘前城を思い出すのです。岩木山を背に見事な桜の中に弘前城がその雄姿を未だに見せてくれています。
桜の花には華やかさと潔さが同時にあって、日本人の気質に合っているのかもしれません。
桜の花を見ると希望を感じるのは私だけではないでしょう。
さて、アウデイオペーデの活動もアントロポゾフィーの精神のもとに活動をしてきました。その原点はルドルフ・シュタイナーの理念にありますが、今年はシュタイナーの没後100周年に当たります。本部であるスイスのゲーテアヌムや世界のいたるところでこれまでの歩みを振り返りながら、未来の課題に目を向けることになるでしょう。
アウデイオペーデもこの活動の原点であるアントロポゾフィーを学ぶ視点に立ちかえり。深く学ぶクラスを充実させたいと考えています。
今後ともご支援ご関心をお寄せいただきますようお願い申し上げます。
末筆ながら皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。
2025年 4月吉日 一般社団法人アウデイオペーデ 代表理事 竹田喜代子
スタッフ一同