目には青葉 山ほととぎす 初鰹
素堂
(初鰹は夏の季語ですが、初夏の時期にとれる鰹をさします)
日頃よりご支援、ご関心をいただいている皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、冒頭の句は江戸時代の山口素堂の俳句ですが、現代では目にはの「は」を省略して詠むことが多いようです。しかし原句は「目には」になっているようです。
目には青葉が美しく映り、耳にはほととぎすの鳴き声が聞こえ、口には初鰹が広がる素晴らしい季節を詠っています。
俳句結社「炎環」によると、これは「初夏の風物詩を並べた五感を感じる季節の喜びを表現した句」として書かれています。
正に視覚、聴覚、味覚を通して初夏の訪れを実感できる喜びを表現しているようです。
この句を詠むと、江戸時代の環境も含めて、近年の気温や季節の変化を身に沁みて感じてしまいます。
初夏のすがすがしい空気感や、日本独特の食文化に現れる季節感など、日本の季節が私たち日本人の豊かな感性を育んできたと思うのです。しかしそれはもう過去のことになっていると感じるのは私だけでしょうか?
未来を担う子供たちのことを考えると、便利ばかりを追求していく教育をもう一度考えなおしていかなければならないでしょう。
効率よい経済中心の世の中では、人間の尊厳や思いやりといった心情を育てる機会は減り、代わりに心の疲弊による病も増えていくのは当然だと思うのです。
音楽療法の必要性はますます増えていくという現実があり、「ゾンネ」の研修にも以前に増して力を入れていこうと決心を新たにしているところです。
今後ともみなさまのご関心、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
末筆ながら皆様のご健勝ご活躍をお祈り申し上げます。
2025年 7月吉日 一般社団法人 代表理事 竹田喜代子
スタッフ 一同