2024年2月

何はさて 命大事の 春寒し

              (尾崎紅葉)

能登半島地震で被災された皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。
2月の身を切るような寒風の中、避難生活に耐えていらっしゃる被災者の方々、復旧活動に献身されている関係者の皆さまに、暖かな光がそそがれますよう願っています。

 今現在、世界各国で大切な命が奪われていく状況です。生きて在る私たちは、命の本来あるべき姿を思い、生きていく上で果たすべき役割を考え実行していきたいと思います。

 さて、そのような状況下ですが、少し明るいニュースを皆様にお届けできることを嬉しく思います。
去る1月10日、アウディオペーデはiARTe(International Association of Anthroposophic Arts Therapies Educations 国際人智学芸術療法のスイス・ゲーテアヌムでの総会で、音楽療法士養成コース認定のためのプレゼンテーションを行いました。ズームでのプレゼンテーションとなりましたが、ドイツ在住で人智学音楽療法士の後藤田慈さんが通訳を務めてくださり、竹田喜代子代表と前平加代子講師が日本語で発表しました。詳細は2月発行の機関紙「あんさんぶる」で触れさせていただきますが、結果として、これまでのアウディオペーデの歩みが認められ、人智学的音楽療法者の養成コースが公認されることとなりました。このコースは、専門分野(教育、福祉、医療、看護、心理など)で人智学的音楽療法をする人材を育成するコースです。

 新しいコースは、今年5月スタートを予定しています。2月中には、アウディオペーデのHP内に新しいサブページを作成し、情報を発信していきます。どうぞ楽しみにお待ちください。

 私たちの命は、物質だけでなく魂体、精神体からもできています。この3つが健やかであるために、音や響き、そして音楽が大切な役割を果たしてくれます。ご自身のために、そして大切な人々のために、アウディオペーデの活動を是非ご活用ください。
そして、これからも、ご支援とご指導をよろしくお願いいたします。

 末筆ながら、皆様のご自愛とご活躍をお祈り申し上げます。

2024年2月吉日
一般社団法人アウディオペーデ
スタッフ一同

月曜と金曜の10:00-17:00の間にご連絡いただくとスムーズです