2025年9月

 先人の 住まひ彩る 秋明菊

                  喜代女

 日頃よりご支援・ご関心をいただいている皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。

 このところ急に秋の気配が感じられるようになりましたが、この夏の猛暑には少なからず体調を崩された方も多かったのではないでしょうか?
秋口は夏の疲れが一気に出てくるようです。皆様にはくれぐれもご自愛をお祈り申し上げます。

 今年の夏休みは、終戦から80年たったこともあり、思い立って鶴川にある武相荘(ぶあいそう)を訪れました。武相荘の住人は「従順ならざる日本人」として、戦後の日本で占領していた連合国軍(GHQ)に一目置かれていた白洲次郎でした。武相荘という命名は、鶴川が武蔵の国と相模の国にまたがる地にあったことからだと言いますが、次郎の性格が不愛想だったことを卑下して名づけたとも聞きました。
 今では知る人も少ないと思っていた武相荘でしたが、行ってみると若い青年や私たちのような年配者のほかに40代や50代とみられる人達が訪れていました。
 白州次郎は当時の首相を務めていた吉田茂の側近として(GHQ)との交渉や、日本国憲法の成立などとかかわり、戦後の日本復興に尽力した実業家として知られています。
 その一方でイギリスへの留学をしたこととも相まって英語も堪能であり、何より洗練されたダンディぶりも人目を引く存在でした。また、その夫人である白洲正子の生き方も心に残る存在です。本当の美を追求してきた人として、その調度品などや衣装の展示に見ることが出来ます。
 この二人の住居は、当時農業を営みたいと古い農家を買い求めた家が武相荘となったようです。
 小学4年生の時、終戦を迎えた私にとって、日本がその後たどってきた道を、垣間見ることが出来た武相荘行となりました。

 今回のご挨拶は武相荘を訪れたことに終始してしまいました。
 これからもアウデイオペーデの活動をご支援いただきますようお願い申し上げます。  

 2025年9月吉日 一般社団法人 アウデイオペーデ代表 竹田喜代子
 スタッフ 一同

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