「アウディオペーデ」とは

 

 

 

アウディオペーデとは

 


 「アウディオペーデ」とは、「聴く器官の教育」を意味しています。

 

 現代では、私たちの聴く耳は非常に鈍感になっています。

 特に、音楽に関わる人にとって「耳を傾ける」(内面の響きに耳を傾ける)事が大切です。

 

 内面の響きに耳を傾けることは、聴こえないものを聴こえるようにすることであり、私たちを傾聴へと導いてくれます。それはまさしく、アウディオペーデの目的である「私たちの心の耳を養成する」ことに他なりません。

 

 このような理念のもと、一般社団法人アウディオペーデでは、

 アントロポゾフィー(R.シュタイナーの理念)を背景とした芸術教育・療法を目的とした活動および、講座、養成・研修をしています。

 

 

 

アントロポゾフィーを背景とした音楽療法


 

 この音楽療法では、人間をどのように観るかが鍵となります。

 

 人間を過去、現在、未来の時間の流れと共に捉えること、また、見える存在としての身体と見えない魂や精神を包括した有機的な統一存在としてとらえることが大切な観点となります。

 

 人間の魂は永遠であり、誕生から死までが、すべての始まり・終わりではないという考え方が重要です。

 

 一方、音楽には人の魂を生き生きさせる力や、自分自身の生きる力に働きかけ、目覚めさせ、解き放つ力があります。

 

 音楽療法で用いられる楽器(金属、木、石など)が語りかける自然の響きは、私たちの内面に直接語りかけることができます。

 また、楽器の種類も人間の本質と深くかかわっています。

 主に頭部に働きかけるメロディー楽器、胸部に働きかける擦弦・撥弦楽器、意志の領域に働きかける打楽器があります。

 

 音楽療法は、患者さん自身と本人の中に生きる力とを結び付けていくためのお手伝いをすることであり、患者さん自身が自分らしい生き方を見つける道でもあると考えています。

 


   

 

 

  Kouza 

 アウディオペーデで実施している講座・教室

 

 

養成コース

アウディオペーデ(聴く器官)養成 1年コース 

 この養成講座は「聴く力」を養成することを目的に、聴く行為の背景に働く精神や自己治癒力に注目し、ドイツのヴィッテン・アンネンにあるヴァルドルフ教員養成所の協力を得て2001 年から始めた新しい試みです。受講者は「聴く」ことを修練することによって傾聴することを会得します。傾聴することは、人間を正しく深く理解することにつながり、この練習を重ねる中で、自己の内面に耳を傾ける・自立性・協調性・社会性、そして何よりも創造性を育むことができるようになります。 毎年テーマを設定し、そのテーマを中心とした学びを進めていきます。2017年度のテーマは、「こどもの発達を通して自分を知る」です。

 


音楽療法士養成(パイオニア)コース  

 このパイオニアコースは、アントロポゾフィー(人智学)の理念を基に、現在音楽療法士として活動している人、また、将来音楽療法士を目指して学んでいる人を対象した4年間のコースです。 ベルリンの音楽療法士養成学校P.ファウシュ氏とフィルダークリニックで活躍されている音楽療法士のスザンネ・ラインフォールド氏のご協力のもとに行われる、日本で初めての試みです。
2017年4月から、第3期がスタートしました。(募集は、3年に一度)

 


シュタイナー教育に基づいた音楽教育を学ぶ

「聴く道の発見」の本を道しるべに、こどもの発達に寄り添う音楽教育を、大人がまず体験します。それを通して、「聴く器官」を育てる音楽教育とはどういうことかを学び、「聴く」ということの本質に迫っていきます。2017年9月から、第3期を開講予定です。

 

教室・講座

響きの部屋

響きの楽器を聴き、そして奏でることで、ストレスから解放され心の平穏を取り戻す体験をします。

音楽療法

発達遅延や障害を持った子ども(幼児から高校生まで)や社会性に問題を抱えている子どもなどを対象にしています。

ライアークラス

楽器を触ったことのない人も、丁寧に指導します。

   
その他
医療相談室

アントロポゾフィー医療を実践されている医師による健康相談を受け付けています。

子育て相談室

子育てをはじめ、家族・身の周りのことなどの相談に応じます。

その他、「子育て講座」などの不定期な講座や、各種イベントを行っています。


 

 

 

ご挨拶

  「アウディオペーデ研修センター開設にあたって」   

                         竹田喜代子



 


 「アウディオペーデ」は直訳すれば「聴く器官の養成」といえるでしょう。
 この命名は、私の師であり共働者でもあるドイツのヴィッテン教員養成所の音楽講師である

ラインヒルド・ブラス先生です。

 先生との出会いは、私が東京シュタイナーシューレ(現在、藤野シュタイナー学園)の音楽教師になった年でした。日本で最初のシュタイナー教育の音楽教師となった私にとって、先生の存在は
大きな支えとなりました。その後20年の年月を経て、ブラス先生も私もこの「聴く器官の養成」という課題にたどりつきました。

 現代では、私たちの聴く耳は非常に鈍感になっています。特に音楽にかかわる人々にとって「耳を傾ける」(内なる響きに耳を傾ける)ことは大切です。内なる響きに耳を傾けるとは、聞こえないものを聴けるようにすることであり、それはまさしくアウディオペーデの目的である「私たちの心の耳を養成する」ことに他なりません。

 2001年1月,日本アントロポゾフィー協会朗唱・音楽芸術部門、ドイツのヴィッテン教員養成所との共同で、最初の養成が始まりました。当研修センターでは、シュタイナー教育における音楽教師および、療法的音楽教育者の養成とともに、子どものためのシュタイナー音楽教育、音楽療法(個人)も行っています。これらの活動を通してさまざまな人が出会い、それぞれが個々の自分自身を新たに発見する場になりますよう願っています。




 竹田喜代子 プロフィール   Kiyoko Takeda Profile

シュタイナーの音楽教育家・音楽療法士。
40年にわたり子供の音楽教育に携わる。
1979年からシュタイナーの音楽教育を学ぶ。
同協会主催の教員養成講座、音楽講師。
元東京シュタイナーシューレ音楽専科。
教師(12年間)
1989年より、主に自閉症児の音楽療法を実践。
2001年より、ヴィッテン教員養成所と提携し、
日本人のための療法的音楽教育者養成を行っている。
1987年ゲーテアヌム普遍アントロポゾフィー協会会員、
1992年より精神科学自由大学会員となる。
日本音楽療法学会会員。
その他NHK、カルチャーセンター等
全国で講演活動を行っている。


一般社団法人 アウディオペーデ


〒242-0002
神奈川県大和市つきみ野3-31-13  

電話 046-240-9117 / FAX 046-240-9118
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